仏壇購入後は開眼供養を行うのが基本です

仏壇というものは、購入すればすぐにでも使ってもよいというものではなく、一定の儀式を執り行うことが必要となってきます。宗派によって呼び方や手順が異なることがありますが、一般には菩提寺からお坊さんを招いて、開眼供養をしてもらってからということになります。

この開眼供養ですが、内部に安置されている御本尊の魂入れをして、今後とも末永く故人や家族を守っていただくという意味合いをもっているため、きわめて重要であるということができます。いつ実施するのかについては明確なきまりはありませんが、四十九日や一周忌などといった法要にあわせてというのが一般的であるといえ、逆にいえばそれまでに購入をすませておくというのが目安になってきます。

開眼供養にあたっては、仏具や供物などをあらかじめ準備しておかなければなりませんが、これも宗派によってかなり違いが生じますので、お寺に確認をしておいたほうがよいといえます。例えば、赤飯や季節の果物、生花、朱色のろうそくなどといったものになりますが、いずれも一般家庭にあるありあわせのものでは対応できないことはあきらかですので、そうした意味でも事前確認というものが求められるわけです。